習作01「GODZILLA 2001」

全高  約20cm/材料 マジックスカルプ/制作期間 2014.1月〜3月

 

初めて0から作った作品です。

 

2013年。妻が第二子出産の為、実家に帰りました。半年の一人暮らし。

あまりの寂しさから趣味の一つとして怪獣の食玩を買い始めました。

しかし、すぐに自分で作りたい!という思いに取り憑かれ、翌年の1月には粘土を捏ねていました。

元々、中学生の頃に少しガレージキット作りをかじっており、ゴジラの顔だけは粘土で作ったことがありましたが、全身まで行き着いたことはありませんでした。

後の複製や修正等何も考えずのスタートだったので、とにかく頑丈なものを!ということを目標に製作開始。

ネットで調べると石粉粘土ではファンド、パテでがマジックスカルプが固いとあったので、迷わずこの二種で作りました。

案の定、マジックスカルプは石の様に硬く、製作工程中の修正に非常に苦労しました。


「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃(通称GMK)」が上映された2001年は大学を卒業し、長崎で自主映画を撮りながら上京資金を貯めている時期でした。

当然、見る映画は作家性の強い邦画ばかりで、怪獣映画から離れていました。

後でGMKを見て、すぐにこの造型に取り憑かれました。ゴジラで一番好きなのはモスゴジなのですが、その次にこのGMKゴジラが好きです。

静止画だとバランスが悪くカッコイイとは言えない(キンゴジに通じます)のですが、一度動き出すと抜群にカッコ良く、活動写真の魅力を体現出来る造型だと思います。

 

製作に関しては、ネットでの画像とDVDだけという、ナメた状態で作り始めましたので、すぐに顎の肉周辺のカオスな状態の沼にハマりました。

背ビレもこの形状を作るのが精一杯で、GMK特有の左右へのうねりを再現出来ていません。


初めてにしてはまあまあかなと思っていますが…

 

最高にブサカッコイイGMKを今後も作り続けるのだろうな、という思いを抱きながら完成としました。

 

スライドショー

製作途中

針金を芯にファンドで肉付け。

身体のラインをこの段階で出していく。

黒で書いてあるラインは鱗の流れのを記したもの。

マジックスカルプで鱗を入れていく。

背ビレが付く。まだ表のモールドを入れていない。